[current_post_breadcrumbs]

ダイヤモンドカラー

ダイヤモンドカラーのグレードとダイヤモンドカラーの表

ダイヤのカラーには、自然界の他のもののように、バリエーションがあります。そしてバリエーションがある場合、他のものより、いくつかの望ましい特性があります。

では、どのようなカラーダイヤがおすすめで、どのようなカラーのダイヤを選ぶべきですか？

こちらのページはあなたが決めるのをお手伝いします。

ダイヤのカラーとは？

高品質なカットのグレードのダイヤモンドを見ると、そこには光が屈折し全ての虹色が広がり輝いているのが見えます。

こちらのダイヤモンドには色々な色を見ることができますが、しかしそれは私たちが言う「ダイヤモンドカラー」を意味するものではありません。ダイヤモンドの「輝き」の中にある色の範囲は実はダイヤモンドのカットの質に起因するもので、見た人の目へと光が輝き反射するのです。

しているかというとダイヤモンドが持つ純白から黄色までの色の範囲についてです。他にもピンクやブルー、オレンジやその他珍しい色を持つ例がいくつか発見されていますが、しかしそれらは一般的ではありません。

カラーダイヤモンドの要因とは？

ダイヤモンドカラーとは、数百年前も昔にダイヤモンド形成時炭素の中に他の鉱物が存在した結果生じたものです。これらの鉱物が石を通過する光の一部を捕らえフィルターをかけて色を付けているのです。

カラーに大きな違いをつける別の原料はほんのわずかの量しか要しません。ホウ素がダイヤモンドをブルーに見せて、わずかな量の窒素がダイヤモンドをイエローに見せるのです。

ダイヤモンドカラーのグレード

最も一般的に普及しているダイヤモンドカラーのグレードスケールは1950年代に米国宝石学会(GIA)により開発されました。各石が D – Zまでランク付けされスコアレターが与えられます。Dカラーランクが一番ホワイトです

米国宝石学会(GIA)によるダイヤモンドのカラーチャートを以下にご覧いただけます：

[insert diamond color grade chart]

Dから始まるのは少し変に感じるかもしれません、しかし米国宝石学会がカラースケールを作った時には既に多くの古いカラースケールが存在していたため、そう決まりました。

それらの他のスケール達は厳密に遵守されてなく多くの石が、実際に最高品質でなくても、その品質を意味する「A」や「AA」グレードとしてランク付けられていました。従って確実に米国宝石学会の石の等級付けと他の測定スケールが混同しないように、彼らのスケールから完全にA、B、Cを取り除きました。

米国宝石学会のスケールで等級された石は5つの主要グループに分類されます:

カラーレス (無色) ダイヤモンド (D,E,F)
ニアカラーレス (無色に近い) ダイヤモンド (G,H,I)
フェイントイエロー (ほのかな黄色) ダイヤモンド (J,K,L,M)
ベリーライトイエロー (非常に薄い黄色) ダイヤモンド (N,P,Q,R)
ライトイエロー (薄い黄色) ダイヤモンド(S,T,U,V,W,X,Y,Z)

ダイヤモンドカラーの比較

Dカラーダイヤモンド

Dカラーダイヤモンドは、「ファンシーカラー」を除いて、最も稀少価値が高くまた最も高額であるダイヤモンドカラーです。ダイヤモンドの中でも約0.5 %のみがDカラーダイヤモンドです。それほどそれらは稀少という事実に関わらず、ほとんどの宝石店には無色透明のD グレードのダイヤモンドが有り、お選びいただけるのです。

トップのスペックを持ったダイヤモンドを確実に手に入れたい場合、Dカラーダイヤモンドは良い選択肢となっておりますが、ダイヤモンドが確実に白に見えるようにするにはDカラーを選ぶ必要はありません。EカラーとFカラーダイヤモンドは指輪にセットすれば真っ白に見えます。

Eカラーダイヤモンド

Eカラーダイヤモンドは二番目に高いダイヤモンドカラーのグレードで、Dカラーダイヤモンドととても良く似ています。Dカラーダイヤモンドより少し低くお値段がつけられていますが、大幅に低いというわけではありません

「カラーレス」の範囲のすべてのダイヤモンドは宝石鑑定士でない全ての方にとっては完璧なホワイトに見えます。事実として、数年のダイヤモンド検証経験のある訓練された宝石鑑定士でもDカラーダイヤモンドとEカラーダイヤモンドを見分けるのには苦労する事もあります。

Fカラーダイヤモンド

Fカラーダイヤモンドはわずかな色のヒントを宝石鑑定士に示すのですが、一般の方の目にはまだ完全に無色で完璧なホワイトとして映ります。

Fカラーダイヤモンドは通常DとEカラーダイヤモンドよりも低い値段がつけられますし、美しさと金銭的な価値との間の良いバランスであります。

ニアカラーレス (無色に近い) ダイヤモンド (G,H,I)

「無色に近い色」として知られていますが、実際これらの石とカラーレスダイヤモンドとの違いは極めて希薄であります、一度指輪へ取り付けた時などは特に。

Gカラーダイヤモンド

Gカラーダイヤモンドはニアカラーレスの中でトップグレードなものです。

Gカラーダイヤモンドは明るい照明下で拡大するとDカラーダイヤモンドとはわずかに違って見えるかもしれませんが、通常の環境で、明るい照明と特別な器具なしですと色の違いは見つけるのがずっと難しいです。

カットのグレードの高いものですと、Gカラーダイヤモンドはコストパフォーマンスに優れています。

Hカラーダイヤモンド

Hカラーダイヤモンドは、ホワイトゴールドやプラチナの指輪セッティングですとまだホワイトに見えます。

Hカラーダイヤモンドは日本では人気のある選択肢ではありません。しかし、その他の国々ではとてもポピュラーです。

Iカラーダイヤモンド

Iカラーダイヤモンドは上から見ると通常すこしだけ暖色がかっています。ほとんどの方はイエローの色をかなり簡単に見ることができます。

フェイントイエロー (ほのかな黄色) ダイヤモンド (J,K,L,M)

フェイントイエローダイヤモンドのもつ温かみのある黄色調は石を厳密に検査している時に目視できます、しかしそれは主にサイドまたは底面から調べられた時であります。

ベリーライトイエロー (非常に薄い黄色) ダイヤモンド (N,P,Q, R):

このダイヤモンドカラーグループのダイヤモンドは、指輪へ取り付けたときに黄色く見え、多くの人に好まれないことから、比較的安価で手に入れることができます。

ライトイエロー (薄い黄色) ダイヤモンド：S T U V W X Y Z:

石を指輪に取り付けている時または装着していなくても、ダイヤモンドは黄色に見えます。

S – Wグレードの石は全て同じ価格であり全てのダイヤモンドの中で最も安価であります。

興味深いことに、 Wグレード以下のものはもっと価値があります。「カナリアイエロー」カラーが望ましいものとなるからです。実のところ、黄色が強いほど、より高価です。特に強いイエローの色を有するダイヤモンドは、Dグレードの純粋なカラーレスの石よりも高価になることもあります。

ダイヤのカラー比較

実際のダイヤモンドのカラーを下のツールでそれぞれ比較してみてください:

[insert GIA tool]

うまくいけば、隣同士にある石のカラーグレードの違いはほんのわずかであることを目視することができます。実際は、違いがわずかなので訓練を受けた宝石鑑定士の中にも前後のグレードの違いを見極めるのは難しいと感じる人もいます。

ダイヤモンドカラーの評価

異なるグレード間の色の差異は非常に小さいため、宝石鑑定士は石を見ただけでは等級付けすることは不可能です – それはあまりにも不正確な方法であり、誤解や悪用を受けやすいです。

宝石商はダイヤモンドのカラーグレードを格上げする事でより高値で販売できるのです。代わりにダイヤモンドの等級付けには2つの方法があります:

「マスターストーン(基準になる石)」のセットに対して
色度計を使用する

マスターストーン(基準になる石)

マスターストーンとは正しい色として合意されたダイヤモンドセットのこと、もしくはダイヤモンドカラーの自然バリエーションに合わせレーザーにより人工的に着色されたキュービックジルコニアのセットのことです。

ダイヤモンドの等級付けをするには、白い表面の上に上下逆さまにして設置し適切な照明の下で検査されます。

ダイヤモンドの色を区別しやすくするため、通常指輪の上からダイヤモンドを見下ろす「フェイスアップ」位置からではなく、パビリオン側から見た「フェイスダウン」位置で検査されています。

ダイヤモンドを上部から見下ろした時、石の輝きが、色彩判断をより困難にします。

しかし石の下部から覗くと、輝きがより少ないので色彩判断がより容易くなるのです。鑑定士により、選択されたカラーによって石とマスターストーンは比較されます。色の合意が決定するまでに3人の鑑定士によってこのプロセスが行われます。

色度計

第2番目の石のカラー等級分け方法は、石を通って移動する光を見れる色度計でカラー等級を行います。このプロセスは比較的新しいのですが、より一般的になりつつあります。

ダイヤモンドとマスターストーンを比較するよりも早く、宝石鑑定士同士の議論や合意が少なくて済むので、より安価です。

ダイヤモンド蛍光性

ダイヤモンドカラーについて他の考慮点は、フローレッセンス(蛍光性)でありますが、こちらは懸念し過ぎる必要はありません。

フローレッセンスは約50％のダイヤモンドに影響を及ぼしますが、主にその効果はUVライト下に石を置いた時のみ輝き、見ることができます：

フローレッセンスが実際一部の石にとって良い事になるときがあります。それはフェイントイエロー(ぼんやりとした黄色味)グレードの石またはベリーライトイエロー(非常に薄い黄色)グレードのカラーグループではあるが強い蛍光を発する石の場合で、実際には蛍光性のないものよりも白く目に映ります。

しかし避けるべき蛍光との色の組み合わせは、強い蛍光を伴う無色透明色(D と E)であり、それらは少し濁って見えてしまう原因にもなります。

しかしフローレッセンスがダイヤモンドの決定付けに関わる重要要素であってはなりません。鑑定書に「強い」または「非常に強い」フローレッセンスを有すると記載されている場合のみ、検討する価値があります。ダイヤモンドが「わずか」から「ミディアム」等級付けされているならば、何も心配する必要はありません。しかしオンライン購入する石が強いフローレッセンスを持っている場合、石を検査しその画像を要求することをお勧めします。フローレッセンスにより石が濁って見える場合なら避けるべきでありますが、実際フローレッセンスの悪影響を受ける石は全体の約1％未満であります。

ダイヤモンドカラーの値段

異なるカラーのダイヤモンドは異なる希少性を持ちます。その結果として、価格が異なります。

ダイヤモンドカラーがダイヤモンドの価値に与える影響をお見せするために、私はオススメの販売店で実験を行いました。

その他のスペックは全く同じダイヤモンド、ただカラーのグレードだけが違うものを見ました。ラウンドブリリアントのダイヤの、次のグレードのものです。

カラット：0.5
クラリティ：VVS2
カット：エクセレント

ダイヤモンドカラー	価格	違い	違い
D	¥197,000
E	¥185,000	¥12,000	6.1%
F	¥180,000	¥17,000	8.6%
G	¥175,000	¥22,000	11.2%
H	¥170,000	¥27,000	13.7%
I	¥150,000	¥47,000	23.9%
J	¥125,000	¥72,000	36.5%
K	¥100,000	¥97,000	49.2%

ダイヤのカラーによる価値の違いがはっきりご覧いただけます ― ダイヤモンドカラーが高い等級のものほど、ダイヤモンドが高価になっています。

正確な価格は本日は違うかもしれません。私がオススメする販売店をクリックし、本日の価格を見ていただくことをお勧めします。

あなたに合ったカラー等級を決める

クラリティ(透明度)のようにダイヤモンドカラーは、ダイヤモンドの指輪の最終結果にさほど大きな違いをもたらさないとしても、それについて容易く懸念を抱く一つの属性であります。

一番ピュアで高品質のダイヤモンドをご希望だと思いますが、指輪セッティングから外して特殊な照明の下で検査しない限り、スケール上で少し距離を持つダイヤモンド同士の色を裸眼で見分ける事はまず不可能です。

カラーは石の輝きへ影響を持ちません – そちらはカットです。N P Q R「非常に薄い黄色」範囲のものでない限り、購入した石は一度指輪に装着されてしまえば後は見分けられるほどの黄色の色合いを持たないでしょう。

もちろん指輪に装着したL等級のダイヤモンドと、同じくD等級のダイヤモンドを見比べれば、容易く違いを区別し易いですが、L等級のみを見てみれば、見分けられるほど黄色くはありません。

それはまるで白いシャツを見比べるのと同じです。違う店舗で購入した白いシャツを並べて置き、どちらかの違いを探すことを意識してそれらを比較すれば、どちらかのシャツはもう一方に比べれば白く見えます。しかしそれらを並べて置かずに別々に見てしまえば、違いなど気が付かないです。それらはただの白いシャツに過ぎません。